●セネガル
アフリカ セネガル共和国 AD
セネガル共和国 アフリカ西海岸に面する国。首都ダカール。古代西スーダンの黒人諸王国(ガーナ・マリ・ソンガイ)に金を供給したワンガラ族のいた土地。1445年エンリケ航海王子の奨励で,ポルトガル人がヨーロッパ人としては初めてベルデ岬に到達。17世紀に入って西インド諸島や新大陸でプランテーションが拓かれ,その労働力としてアフリカ人奴隷の適性が認められ,奴隷の需要が高まると,フランスはセネガル川河口のサン=ルイ島を占領(1659)して,アフリカ貿易の基地とした。フランスのセネガル植民地化が本格化したのは,ルイ18世以降で「宥和同化」政策を基調にし,同化に応じてフランス市民権を与えた。市民権を賦与されるということは,他のフランス領アフリカではみられず,セネガルだけであった。19世紀後半以降,ピーナツ生産の強制,鉄道建設への強制労働,仲買商としてレバノン人を採用したことなどによって,セネガル人の植民地支配に対する不満も高まり反抗も相次いだ。第二次世界大戦後,フランス第四共和制が成立すると,フランス連合の一員として代表をフランス議会に送れるようになった。1956年海外領土基本法が制定され,各領土に大幅な自治権が賦与されることになった。選挙が実施され,セダール=サンゴールの率いる“セネガル人民ブロック(BPS)”が多数を占めた。1958年第五共和制が成立すると,共同体内でセネガルはスーダンとともにマリ連邦を結成したが,1960年脱退してフランス共同体内の共和国として独立した。
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