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●節分 せつぶん

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 雑節の一つで,立春の前日。新暦では2月3日か4日にあたるが,旧暦では1月初旬の場合が多く,12月にくる年もあったため,節分の行事には正月行事などと影響し合っているものが少なくない。節分を年越という所もあり,大晦日・十四日年越とともに季節の重要な変わり目とされていた。全国的な節分行事には豆撒きとヤキカガシがある。豆撤きは大豆を炒って神棚に供えたあと,屋内外の神々に撒き供え,さらに「鬼は外,福は内」などと唱えながら屋内外に撒くもの。追儺の影響を受けた鬼やらいで,大豆はその飛礫とみられているが,神への供え物だったとする考えもある。ヤキカガシは柊や豆幹に鰯の頭をつけて戸口に挿したり,大蒜・毛髪などを焼くもので,邪鬼侵入を防ごうとしてなされる。いずれも,この夜何らかの神霊の来訪を意識していたことを推測させる行事である。また豆を炒るときの焦げ具合で豊凶を占う年占(としうら)も広く行われていた。

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