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●摂政・関白 せっしょう・かんぱく

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 摂政とは天皇が幼少か女帝であるときに天皇に代わって国政を行う職である。聖徳太子が推古天皇の摂政となったのが最初。以後皇太子などがその任にあたってきた。臣下の者が摂政になるいわゆる人臣摂政は,藤原良房が清和天皇が幼少(9歳)であったため858年(天安2)摂政になったのがはじまりである。関白は「あずかり曰(もう)す」の意で,百官を統べて政務万端を行い,すべての奏状を天皇にみせる前に内覧する。実質的には摂政と同じであるが,摂政のように天皇宸筆の宣命を代書することは許されない。実質的な関白の設置は884年(元慶5)藤原基経をはじめとするが,887年(仁和3)に宇多天皇の勅が出て正式に発足した。摂政・関白は969年(安和2)の安和の変後常置の職となり,藤原氏の独占するところとなった。そして天皇が幼少のときは摂政,成人すれば関白となる慣例が生まれた。藤原氏以外で関白になったのは,豊臣秀吉と秀次の二人だけである。