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●浙江派 せっこうは

アジア 中華人民共和国 AD 

 浙江財閥ともいう。日中戦争は1937年(民国26・昭和12)に勃発したが,このころまで上海を中心に活躍していた浙江省・江蘇省出身の金融資本家グループがいた。初めは章炳麟蔡元培らを領袖とする「光復会」が中心となっていたが,特定の門閥資本家をさすのではなく,同郷出身者という地縁的な関係をもつ資本家たちを総称したものである。1926年(民国15)の上海市総商会は,約80%が浙江・江蘇両省の出身者が占め,上海の主要銀行28行のうち18行までが両省出身者,28行の払込み資本のうち60%以上が両省出身者であった。翌1927年,彼らは蒋介石に反共クーデタを要求し,南京政府樹立とともにその財政をほとんど掌握した。しかし,蒋介石によって浙江財閥はしだいに解体され,服属していった。さらに,日中戦争によって,政府統制がきびしくなって,ついには雲散霧消させられた。ただし,現在も人民政府下で行長・副行長として活躍する者が多い。