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●石窟庵 せっくつあん

アジア アジア AD 

 韓国の慶州近郊,吐含山の山頂近くにある石仏寺石窟のこと。『三国遺事』第9巻にみえる伝承には景徳王代の大相金大城が現世の父母のために仏国寺を,前世の父母のために石仏寺を建てて神琳・表訓の2聖を招いて住まわせたとある。この石窟は565mの地点に東南にむかって造営されているが,インドや中国のものとは異なって横穴古墳に似た人工的な石窟寺院である。この石窟庵(ソックラム)の造営は大城の発願かもしれないが,仏国寺と同様に国家的事業として継続して行われ新羅盛時の石造芸術の極致を示している。極東の3大芸術といわれるほどの新羅芸術の水準の高さを物語っている。次に石窟は前室・扉道・窟室の3部分からなっており,ドーム型の天井のある窟室には石彫の本尊の釈迦如来坐像があり,3部分の壁面には八部衆像,仁王像,四天王立像,梵天・帝釈・文珠・普賢の四尊像,普賢菩薩立像,十大弟子像,十一面観音像などが彫刻されている。

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