●浙江財閥 せっこうざいばつ
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1920年代から1930年代にかけて南京国民政府を支持したといわれる上海資本家の総称であるが,その定義はさまざまである。最も狭義には寧波・紹興など浙江省出身の上海を本拠とする金融業者・実業家。やや広義には浙江・江蘇両省出身者にまで範囲をひろげ,上海財閥とでもいうべきもの。最も広くは何省の出身かを問わず上海の金融業者・実業家一般はもちろん政・財界の有力者を総称していう。当時一般には第3の意味で,中国新興ブルジョワに等置して使われたようである。第1の意味では,同郷団体により寧波商人・紹興商人などとして清代にまでさかのぼれるが,第2の意味はもっぱら上海の旧勢力である華南出身の広東財閥の対として使われた。1928年(民国17)の上海総商会などの会員出身地内訳は広東系12%に対し浙江系86%,とくに金融界における勢力が大きかった。上海総商会長になった虞哈卿らが代表的人物とされる。〔参考文献〕山上金男『浙江財閥論』1937,日本評論社