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●世襲カリスマ せしゅうカリスマ

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 カリスマとは,非日常的なものとみなされたある人物の資質をいう。この資質(予言・医術・狩猟・軍事などでの呪術的能力)によって,超自然的・超人間的な力や性質をもっていると評価されることで“帰依者”によって“指導者”と仰がれる。もし“帰依者”が,その資質に疑念を生じたときは“指導者”の地位のみか生命を断たれる。そこで,カリスマの資質をもつ“指導者”は,自己の地位の保全を行うために,カリスマの日常化を行う。その[1]秩序の伝統主義化として,カリスマ的に新たな法令・命令を創造するのではなく,判例や先例によって支配をする。[2]カリスマの従士団を合法的・身分制的幹部に転化させることで,恒久的支配を成立せしめる。[3]カリスマの後継者を選定することである。現在のカリスマ保持者がより安定した地位を得るには,カリスマ的資格は血のなかにあるという観念によって世襲が正当化され,相続権が生じることによって,カリスマ支配は安定化する。石屋芳久は日本古代の天皇制をあげている。