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●セカンド=スクール

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 学校教育法でいう学校に対比させて,学習塾をセカンド=スクール(第2の学校)と呼ぶ。昭和40年代後半から50年代にかけ,塾通いをする子が増えるにつれて,学習塾の問題に社会の関心が集まってきた。文部省調査によると,通塾率は,小学生で全体の12%,中学生では38%に達する。これらを合計すれば,約310万人の児童・生徒が,全国の小・中学校3万5,000校を上回る約5万カ所の学習塾に通っていると推定される。これら学習塾のうちでは,進学(受験)塾が最も多く占め,ほかには補習塾総合塾英才塾遅進児塾と,その性格は実に多様である。しかしいずれにせよ,そもそも塾ブームが学歴を偏重する社会的風潮および学校教育の画一化や硬直化を背景に生まれてきたこと,他方学習塾にしても,広い意味での人間形成を意図したものは必ずしも多くないことなどから,“乱塾時代”は,現代の教育病理を象徴する断面図といってもいいすぎではない。

〔参考文献〕文部省「〈学校外学習活動〉調査資料」1977

稲村博・小川捷之編『塾』1982,共立出版

毎日新聞社会部『乱塾時代』1977,サイマル出版会