●世界周航 せかいしゅうこう
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世界周航は1519年9月20日,マゼランに率いられた5隻の船,239人の船員がスペインのセヴィリアを出帆し,グワダルキビル川を下って大西洋に出て以後3年間航海をつづけ,太平洋・インド洋をまわって1522年9月6日故国スペインのサン=ルカール港に帰着したことによって成就された。マゼランの一行は1520年10月南アメリカ南端の海峡入口に達し,11月18日には太平洋に出た。船は3カ月にもわたって島影をみることなく,やがて,1521年3月マリアナ諸島に到達し,ついでフィリピン諸島に達した。この3カ月間の船旅は,食料が乏しくなりマストにはってあった革を食べたり,船内の鼠さえ奪いあったと伝えている。マゼランはフィリピンで戦死したので,部下のセバスティアノ=カノが残るただ1隻のヴィクトリア号を率い無事帰国した。世界周航はその後1578年から1580年にかけフランシス=ドレークが行い,さらに次々に世界周航が行われた。