●世界史学習 せかいしがくしゅう
アジア 日本 AD
これは,高等学校社会科の1科目としての「世界史」の学習のことである。「世界史」は,1949年(昭和24)に新科目として成立して以来,1978年(昭和53)までに4回改訂されている。その間,つねに現代の視点と日本人の立場から内容を精選し,生徒にとって親しみやすく,楽しく,しかも考える学習が展開できるよう配慮されてきた。いま,1978年版の特色を挙げると次の3点になろう。[1]内容構成の特色 大項目として「19世紀の世界」が新設された。[2]文化圏学習の拡充 〈各文化圏の風土や民族に触れ,人々の生活の様子が具体的に理解できるように〉することが示され,事件・事項中心の学習からの脱皮がはかられた。[3]主題学習の充実 観点の一つに〈現代の諸地域の社会と文化について,文化人類学などの成果を活用するもの〉が示され,「太平洋の島々の生活と文化」「西アジアに生きる人々」など,魅力ある学習が展開できるよう配慮された。