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●世界救世教 せかいきゅうせいきょう

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 教祖である岡田茂吉は,1882年(明治15),東京の浅草に生まれた。高等小学校を出てから,東京の京橋で卸問屋を始め,順調であったが,妻を失い破産したことから大本教に入信する。ここで別院長にまでなった。しかし,「夜昼転換」と呼ばれる宗教体験をもとにして,1935年(昭和10),東京で大日本観音会を設立する。岡田式神霊指圧療法という信仰療法をもって独自の宗教活動に入った。とりわけ,第二次世界大戦中には,「光明」と書いた弾丸よけ・空襲よけのお守りで評判をとった。戦後は,1947年,熱海を本拠として日本観音教団を組織,手のひらをかざして病気を治す「御浄霊(ごじょうれい)」によって「お光(ひかり)さまブーム」を巻きおこした。1950年,名称を世界救世教に改めた。教団本部は静岡県熱海市桃山町26−1で,教典は『改訂版天国の礎』(教祖の教えを収録)・『祈りの栞』(教祖の歌)・『天津祝詞』など,教会・布教所563,教師4,447人,信者82万1,202人(『宗教年鑑』昭和57年版による)。

〔参考文献〕大宅壮一『新興宗教』1950,ジープ社

梅原正紀他著『五大教祖の実像』1970,八雲井高浣