●性理大全 せいりたいぜん
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中国の宋・元時代の性理学説を集成した書物。70巻。明の永楽帝の命令を受けて胡広らが編纂したもので,1415年(永楽13)に完成し,各学校に頒布された。性理学とは,漢から唐にかけての文献解釈学である訓話学に対して,宋から明にかけて盛んであった儒学の形而上学をさし,シュウトンイ※注1※・テイコウ※注2※・テイイ※注3※をへて南宋の朱熹で大成される朱子学(程朱の学)と,宋の陸九淵に始まり明の王守仁に受け継がれる陽明学(陸王の学)の2系統がある。本書は宋・元の道学者およそ120家の説を採集して注釈したものである。原書を採ったものは周敦※注1※の『太極図』『太極図説』・張載の『通書』・邵雍の『皇極経世学』・朱熹の『易学啓蒙』など9種があり,ほかに諸家の語録・詩文などを理気・鬼神・性理・道統・聖賢・諸儒など13部門に分けたものからなる。『四書大全』『五経大全』と並ぶ永楽の三大全と称されるが,編集が蕪雑のため清の康煕帝は『性理精義』を撰せしめた。
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