●青年ヘーゲル派 せいねんヘーゲルは
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ヘーゲル学派のうちの左派をさす。ヘーゲル(1770〜1831)の死後,ヘーゲル学派は,シュトラウスの『イエス伝』をめぐり,宗教論・政治論の差異から,右派・中央派・左派に分裂した。シュトラウス・バウアー・フォイエルバッハを中心とする左派は,宗教論争のなかでキリスト教の内容・形式を維持できぬとし,ヘーゲルの政治社会思想を批判し,彼が妥協一致させた理想と現実とのあいだに存する矛盾を,理論的批判と実践的革命とによって除去しようとした。彼らは,ヘーゲルの哲学を解体し歴史的推進力とした生産的ヘーゲル学派で,神学的ヘーゲル主義から汎神論・個人主義・唯物論への道をたどり,哲学を実践的宣言または綱領におきかえた現実派である。機関紙「ハレ年鑑」(のちのドイツ年鑑)を創刊したりしたが,弁証法的唯物論のマルクス・シュティルナー,実存主義のキルケゴールらによって批判的に継承されていった。