●性的役割分業 せいてきやくわりぶんぎょう
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個人の属する社会・文化において,性別に応じ期待される性的役割特性に則してなされるべき分担行為ないし行動。先天的な性役割は女性の妊娠・出産・保育と退院後に付随する家庭管理。男性の経済収入に関する仕事中心の役割行動。性役割はしつけや社会的評価ないし期待によって獲得されるが,女子教育の発展と男女平等思想によって女性的役割が不明確になり,しばしば性役割葛藤が生じている。第二次世界大戦後の社会的民主化と女性の地位向上により,その経済的自立の要求と相まって,雇用問題・仕事の役割・賃金水準・労働力としての母親の受け入れに対し,性差別の問題が浮上してきた。女性の自由化運動・教育機会の増大・家庭内での役割交換・特定企業での男性労働力不足などの進行とともに社会的にも性的役割分業に関する問題点が再評価されて,役割分担の均等化や雇用の平等化が進行している。