50音順    検 索

●制置三司条例司 せいちさんしじょうれいし

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,北宋六代の神宗のとき,王安石が設立した新法の企画・立案委員会。1069年(煕寧2)2月から翌年5月まで置かれた。王安石は神宗によって副宰相に抜擢され,政治・財政改革に取り組んだが,宰相府(中書)には彼の政見に対する反感が強かったため,これとは別個に条例司を設けた。属官には,のちに安石の批判者となった蘇轍・テイコウ※注1※や,安石につぐ新法党の実力者にのしあがった呂恵卿など,新進の官僚が選ばれた。条例司が発議した新法のおもなものには農田水利法のほかに,均輸法青苗法がある。前者は,大運河における船団の輸送力を強化し,東南地方の生産と中央や北方辺境の消費をより効率的に結びつける企画である。後者は,地主・資本家(ケンペイ※注2※)の高利貸付に搾取される人民を,穀物や銭を官が低利で貸し付けて,救済しようとするものである。のち,中書に吸収された。

〔参考文献〕佐伯富『王安石』1941,冨山房

00