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●聖像禁止令 せいぞうきんしれい

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 726〜787,815〜843 ビザンツ皇帝レオン3世による聖像破壊の命令。レオン3世は,租税・公課の免除特権をもつ修道院の大所領の発展を押さえる財政的な意図から聖像礼拝を禁止する命令を出し,あわせてイスラームに征服されているシリア・小アジア地方のキリスト教徒との結びつきを維持しようとした。ところが,聖像礼拝を認めているローマ教会とのあいだに聖像論争がおこり,ギリシア正教会とローマ=カトリック教会の分裂をひきおこした。730年レオン3世は公式に聖像崇拝を禁止した。さらに754年コンスタンティヌス5世は宗教会議を開催してキリストの人性と神性の統合を確認したカルケドン信条に反するとして聖像破壊の正当性を宣言し,聖像崇拝派の修道院に激しい迫害を行った。しかし787年,摂政イレネはニカイアで第7回公会議を開いて聖像崇拝の復活を認めた。その後815〜843年に再び聖像崇拝が禁止されるが,皇后テオドラによって復活され,ビザンツ教会ではイコンが崇拝の対象とされた。