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●盛世滋生人丁 せいせいじせいじんてい

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国清代に課税を免除された人丁(壮丁)。世の中が盛んでよく治まっているために,ますます増えてくる人丁という意味。清は明末以来の一条鞭法をそのままうけつぎ,土地に対する地賦と人丁に対する丁賦を課税の柱としたので,当初から定期的な戸口調査を実施していたが,丁賦の増加を喜ばぬ地方官が人丁数の増加を隠そうとするために,正確な数がつかめなかったり,人丁数の増加に耕地の増加が伴わぬために,土地を所有していない人丁が生じたりして,正確な課税ができにくくなってきた。そこで1711年(康煕50)の課税対象となった人丁数をそれ以後の課税定額とし,1713年(康煕52)以後新たに増えてくる人丁は“盛世滋生人丁”と名づけ,調査の上『盛世滋生戸口冊』に記載してはおくが,課税対象にはしないことにした。これにより丁賦を地賦のなかにくり入れることが可能となって地丁銀が成立し,また中国の届出人口が飛躍的に増大することにもなった。