●政治的倫理 せいじてきりんり
AD
政治的倫理という場合,政治家・官僚など政治の担当者のそれと,国民・民衆など政治の主体者のそれと二通りが考えられる。まず政治の担当者についてその政治的倫理を考えると,第1に政治家・官僚は国民・民衆へ奉仕する姿勢を保つこと,第2につねに世論を尊重して政治に活用すること,第3に多数決によりながらも少教者を犠牲としない全体の利益を考えること,があげられるが,政治とは結果倫理の世界である点に注意する必要があろう。次に政治の主体者である国民・民衆の政治的倫理を考えると,第1に国民一人ひとりが主体的な政治的識見を養い,政治的無関心や責任放棄をいましめること,第2に他者や少数者による異論を尊重する精神をもつこと,第3に選挙時のお祭り的関心のみならず,政治の担当者に対しつねに監督の目をみはり,その動向が政治担当者としての倫理をはずれていないかどうか批判すること,があげられる。