●生産手段 せいさんしゅだん
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生産活動の過程で用いられるもので,生活のために消費される生活手段に対して使われる概念である。生産活動とは,一般に,労働者が労働対象に対して労働手段を用いて働きかける過程を意味するが,そこでの労働対象と労働手段とを総称して生産手段という。労働対象とは,生産における素材のことであり,それには自然に存在する土地・水,採取活動の対象となる魚・木・粗鉱,すでに労働によって手を加えられた原料などがある。労働手段とは,労働対象に働きかけるさいに媒介的に用いられるもので,道具や機械などの機械的労働手段と管・籠・壺などの装置的労働手段とに分けられる。ただし,こうした労働対象・労働手段という区別は,あくまで相対的なものであり,生産過程での位置・機能に応じて異なってくる。たとえば,牛は肉牛として生産活動に用いられるならば,それは労働対象であり,役牛として用いられるならば,それは労働手段であると考えられる。