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●生活空間 せいかつくうかん

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 人々の生活している空間をさすが,少なくとも二つ以上の異なった意味に使用されてきた。ラッチェルは人類の居住するエクメーネの内部において各民族に与えられた活動空間を生活空間と定義した。それは民族の盛衰によって移動するものであり,彼は成長の法則をとらえようとした。また,生活空間は言語圏民族圏・文化圏に区分して考察され,第二次世界大戦では地政学の主要概念として用いられた。景観地理学の隆盛期には生活空間は相互作用と共属意識によって一体性をもつ人間の活動領域として,可視的な景観統一体以外の重要概念として用いられたが,こんにちでは経済空間・経済圏などに対峙する概念として使用されることが多い。その場合,買い物・通勤・通学・交通などを指標として調査され,中心地をとりまく生活圏として理解される。ただ,生活圏は領域範囲を中心に考えるのに対して,生活空間ではその広さや内容が検討される場合が多い。