●西欧連合 せいおうれんごう
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第二次世界大戦後のアメリカ・ソ運冷戦体制のなかで,西欧諸国が形成した相互援助同盟。1948年2月のチェコスロヴァキア政変による共産主義政権の誕生は,西欧諸国に大きな衝撃を与えた。これにより,イギリス・フランス・オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの5カ国は,翌3月ブリュッセルで会議を開き,軍事面を中心に経済・社会・文化についての協力を約した。1949年に成立した北大西洋条約機構(NATO)はこのブリュッセル条約をひな型にしたものである。そののち,朝鮮戦争の勃発によって反共体制の強化がめざされ,1952年西ドイツの再軍備を含めたヨーロッパ防衛共同体(EDC)の設立が企図されたが,フランスの反対でご破算となった。そこで事態を収拾するために1954年パリで9カ国外相会議を開催,その結果調印されたパリ協定により,ブリュッセル条約5カ国にイタリアと西ドイツを加えた新しい西欧連合を結成,翌1955年に発足させた。本部はロンドンに,また西欧連合議会と軍備管理機関はパリにある。なお,パリ協定により西ドイツの再軍備とNATOへの加盟が承認された。