●スワヒリ
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アラビア語の「沿岸」を意味する swahil に由来するアフリカ東岸のことば。Wa-Swahiliといえば東アフリカ沿岸の住民,Ki-swahiliといえばスワヒリ語を意味する。現在スワヒリは,ふつうスワヒリ語の意味に用いられる。スワヒリ語は文法的にはアフリカのバンツー語に属するが,東アフリカ沿岸は古代からアラブ人・ペルシア人・インド人,のちにはポルトガル人やイギリス人が通商のため来航したので,それらの諸国の単語が数多く混入したものになっている。スワヒリ語が共通語として用いられるのは,ケニア・ウガンダ・タンザニアを中心に,北はソマリア南部から南はモザンビーク,西はザイール東部,そしてインド洋上の島々に及んでおり,約15万の方言に分かれているという。第二次世界大戦前から東アフリカ=スワヒリ委員会が,スワヒリ語の近代言語としての発展に努力していたが,大戦後は共通語としての普及が進み,タンザニア・ケニアなどでは国語として重視している。