●スレイマン1世 スレイマンいっせい
AD1495
1495〜1566(在位1520〜1566) オスマン朝第10代スルタン。オスマン帝国の最大版図をもたらした。国家管理法としてのカーヌーンを整備したので立法者(カーヌーニー)と呼ばれる。エジプトを征服し,カリフの称号を得たセリム1世を父にトレビゾンドで生まれた。在位中に13回にわたる戦役を行った。ハンガリーに数回遠征し,ベオグラード(1521)・ブダペスト(1523)を占領し,さらに1529年ハプスブルク家の本処地ウィーンを包囲した。一方,地中海では聖ヨハネ騎士団の守るロードス島を征服し制海権を握った。東方では,サファヴィー朝と対峙しダブリーズ・ダゲスタン・バグダードを占領した。その国境は大西洋からペルシャ湾,ウィーンからエチオピアまで伸びていた。国際的に,ハプスブルク家と対立するフランス王を支援し,フランス商人に多大な特権を与えるカピチュレーションを結ぶなど,ヨーロッパ世界にも影響力を与えた。しかし没後,帝国は急速に衰退した。
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