●スラウェシ
アジア インドネシア共和国 AD
インドネシアの東部にある大島。かつては,セレベスと呼ばれた。現在,行政区は四州に分かれているが,歴史的には,北部のミナハサ,中部のトラジャ,南部のマカッサルに三分される。その中心になったのはマカッサルで,13世紀ごろここはジャワのマジャパヒト王朝の支配下にあり,ヒンドゥー文化の影響を受けた。16世紀,ポルトガルが香料を求めて到来したころは,ゴア王国が成立していた。ゴア王国は17世紀にはイスラーム教国となり,マカッサルは香料貿易の中継貿易港として繁栄した。1667年,ゴア王国はオランダに降伏しボンガヤ条約を結んだ。1811〜1816年,イギリスの支配を受けたが,1911年には全島がオランダの直轄領となった。第二次世界大戦中日本軍政がしかれたが,戦後,ミナハサやトラジャでは民族運動が高まりインドネシア共和国となった。しかしマカッサルでは,自立を主張するアンディ=アジスの反乱などもおこった。アンディ=アジスの反乱に加わったスモーキルは,この反乱後アンボンへ逃げ,南マルク共和国事件をひきおこした。