●スラ
AD137
前137〜前78 ローマ共和政末期の軍人・政治家。貴族(パトリキ)の出身。前107年マリウスの軍団の財務官としてユグルタ戦争に参加し功績をあげ,さらに前101年ゲルマンのキンブリ族・テウトネス族との戦いでもマリウスのもとで従軍するが,両者はしだいに対立するようになる。同盟市戦争では中部イタリアにおいてサムニウム人を破り軍事的成功を収める。前88年コンスルに選出され,ミトラダテス遠征の軍指揮権を元老院から与えられるが,遠征中に護民官スルピキウス=ルフスが民会決議により剥奪しマリウスに与えた。このためスラは武力をもってローマ市を占拠しマリウス派を追放し東方に遠征した。東方遠征中ローマではまたしても反対派の勢力が強まり,スラはミトラダテス戦争を終結させ前83年イタリアに帰還した。翌年ローマを制圧してディクタトル(独裁官)に就任し反対派を徹底的に弾圧,多数の者が殺害されたり,公職から追放されたりして財産を没収された。スラは元老院の権限を強化し護民官の政治的権限を奪った。これらの改革後前79年ディクタトル職を辞してカンパニアに引退した。
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