●スメルサー
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1930
1930〜 アメリカの社会学者。ハーヴァード大学に学ぶ。同大を卒業後,オックスフォード大学に留学し,帰米してカルフォルニア大学教授。スメルサーの研究において最も注目されるのは,パーソンズに代表される構造機能分析の静態モデルを超える動態モデルの提唱にあった。彼は,社会的行為の構成素分析と,価値付加アプローチを方法的武器として,社会変動の一般理論を構想する。スメルサーは,パーソンズ・シルズの“行為”定義の四要素を,社会体系レベルで再把握して,“価値”から“状況的手段”にいたる四つの構成素を設定し,さらにそれらに限定性の度合による七つの次元を導入して変動の不可逆的過程をとらえる。また,価値付加アプローチを通じ,行動発生の多元的決定因を“構造的誘発性”から“社会統制”にいたる67の要因に分類し,ここにも不可逆的順位を想定して,その“活性化”を説いた。〔参考文献〕スメルサー,会田彰・木原孝訳『集合行動の理論』1973,誠信書房
スメルサー,橋本真訳『変動の社会学』1974,ミネルヴァ書房