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●住吉神社 すみよしじんじゃ

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 黄泉の穢れに触れた伊弉諾尊が禊をしたとき生まれた上筒の男・中筒の男・底筒の男の三柱の海神,いわゆる墨の江の大神を祭神としている。海事関係者の崇敬が厚い。神功皇后の新羅征討のとき,和魂は玉体に沿って寿を守り,荒魂は先鋒となって御船を嚮導して大いなる神功があった。皇后凱旋の途次の神誨により,荒魂は穴明の山田邑に,和魂は大津の淳名倉(ぬなくら)の長峡(ながさ)に鎮座したという。そして前者は山口県下関市の住吉神社,後者は大阪市住吉区の住吉神社とした。この二社に加えて長崎市壱岐,福岡市住吉町の住吉神社の以上四社が,それぞれ旧の官国幣社である。このほか各地にも住吉の神を奉斎した。大阪市の住吉神社の祭神は三柱の墨江の神のほかに,第四宮に神功皇后を奉斎して祭神として,また同社は『住吉神社神代記』を蔵している。これは平安中期の『古事記』『日本書紀』の伝承を補う貴重資料である。

〔参考文献〕『住吉大社史』上・中,1963・1983,大阪住吉神社

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