50音順    検 索

●スマトラ

アジア インドネシア共和国 AD 

 インドネシアで第2に大きな島で,その西海岸沖の小群島群とともにインドネシア共和国の最西端を画する。赤道をはさみ北西・南東の方向に広がる。面積は47万平方kmで日本の約1.3倍。インドネシア総陸地面積の25%を占める。熱帯多雨の気候に属し,脊梁山脈が西海岸寄りに島の全域にかけて縦に走っている。全島の人口は約2,800万人でインドネシア総人口の19%にあたる(1980)。おもな種族は北から南へアチェ族・バタック族ミナンカバウ族・ムラユ(マレー)族・ランポン族そして政府政策のもとに移住したジャワ族などである。キリスト教徒であるバタック族の一部を除いてほとんどの人がイスラーム教を信奉している。水稲よりは焼畑耕作が一般的であり,昔から香木・蜜蝋などの森林産物も輸出した。現在では石油・天然ガス・ゴム・錫・石炭などの工業用資源を産出し,インドネシア獲得輸出外貨の半分はこれらスマトラからの天然資源の輸出による。海上交通の要であるマラッカ海峡に接するところから,古くから東西交易において重要な地位を占め,7世紀後半中央スマトラ東岸に出現した港市シュリィヴィジャヤはつとに有名である。オランダの到来は16世紀末であるが本格的植民地化は19世紀半ばに始まり,アチェ戦争の終結をみた20世紀初頭に全島がオランダ領植民地となった。現在行政上は八つの州に分かれる。おもな都市はメダン・プカンバル・パダン・パレンバンである。