●スバル派 スバルは
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文芸雑誌「スバル」同人,およびそれにかかわった作家・詩人たちをいう。雑誌「スバル」は,「明星」廃刊後の明星系若手詩歌人により森鴎外を主柱に,与謝野寛・与謝野晶子・上田敏・永井荷風らの協力を得て創刊された。主要同人は平野万里・石川啄木・吉井勇・高村光太郎・木下杢太郎・北原白秋・平出修らである。月刊で1909年(明治42)1月から1913年(大正2)12月まで続き,通巻60冊を数える。「スバル」の表記は表紙のみで,目次などには「昴」の漢字を使用している。明治40年代の自然主義を主流とする文壇に対して,耽美思潮を定着させ反自然主義運動の一つの拠点の役割を果たした。個性を尊重し,美の世界を建立するという以外に固定的な理念を掲げず,世代間の芸術交流の場を形成した点は高く評価できる。〔参考文献〕『スバル』復刻版,1965,臨川書店
野田宇太郎『日本耽美派文学の誕生』1975,河出書房新社