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●ズナニエツキー Znaniecki, Florian Witold

ヨーロッパ ポーランド共和国 AD1882 ロシアによる支配

 1882〜1958 社会学者。ポーランドに生まれる。ワルシャワ大学を卒業,1914年渡米し,シカゴ大学でポーランド史を教える。このとき,同大のトマスの要請により,ポーランドの移民の研究を共同で行う。1920年にはポーランドに帰国するが,第二次世界大戦で再渡米,1939年よりイリノイ大学で教鞭をとる。ズナニエツキーは,トマスと同様に社会学にとっての最も基礎的な概念として“価値”を重視した。彼は集団の一成員は他のすべての成員にとっての一つの価値であると考え,他の価値はこの一次的社会的価値によって規定される二次的な社会的価値であるとした。彼はまた,社会的システムは社会的価値によって構成されていると主張し,このシステムのなかでの活動傾向=社会的傾向は,文化的傾向の一局面にすぎないと見る。このような理解から,ズナニエツキーは,社会学を文化に関する一専門科学として限定するべきであると主張した。

〔参考文献〕ズナニエツキー『社会学の方法』下田直春訳,1971,新泉社