●ストーン=サークル
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環状列石。立石や礫の堆積を環状にめぐらした巨石記念物の一種。ユーラシア大陸の各地に新石器時代以後の時代に見られる。フランスのクロムレク,中国の石円圏もほぼ同義のものである。大別して墓址の構築物の一部である場合と祭祀場を構成するものがあるが,前者の例が多い。著名なものでは,イギリスのストーン=ヘンジ,エイヴベリー,などの遺跡があるが,これらはいずれも祭祀遺跡の性格を備えたものといわれる。ストーン=ヘンジはイングランドのウィルトシャーにあり,新石器時代〜青銅器時代にかけて構築,使用され,直径110mほどの周溝で囲まれた内部に大小の立石が二重に同心円状にめぐらされている。中央の祭壇状の組み石から太陽崇拝との関係が説かれている。エイヴベリーもイングランドのマールボロ郊外にあるもので,高さ4.5m,直径390mの土塁の内側に100個のサルセン石と呼ぶ立石が環状にめぐるほかに,中央部に立石が直径100m近い環状に配された部分が2カ所知られている。また,土塁の南側入口からは2列の列石が,15mの幅で長さ2.4kmにわたって南にのびている。ストーン=ヘンジ同様に,新石器時代〜青銅器時代にかけての所産とされている。日本では秋田県大湯の環状列石や北海道忍路三笠山の環状列石が早くから知られている。前者は,配石群が直径50mほどの環状の帯となってめぐり,その内側に同心円状に第2の環状の配石群がめぐる。それぞれの環状帯の内部には小規模の円形の配石が十数基〜数十基認められている。北海道ではより小規模の環状列石が多く,斜里町朱円栗沢の列石では人骨の出土をみている。いずれも縄文時代後期ないし晩期初めに属する。
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