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●ストゥーパ

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 塔婆(とうば),卒塔婆(そとうば)。一般に用いられる塔・仏塔も原語に由来している。元来,古くインドで遺骨をおさめた墳墓がその起源である。仏陀の入滅後,仏塔の建立と崇拝が盛んとなったが,その礼拝供養は主として在俗信者のあいだで行われたため,これが大乗仏教興起を促した一要素と考えられている。その古い形態は彫刻などに表現されているが,実在するものとしてはサーンチーガンダーラなどに見られる仏塔が有名である。基本的な構造としては,基壇が設けられ,その上に覆鉢が築かれ,さらに平頭と相輪が置かれる。サーンチーの場合,さらに欄楯(玉垣)と四門(トーラナー)が周囲に設けられ,それにみごとな浮き彫りが施されている。基壇に沿った道を右繞三匝(右廻りに3回まわる)するのが仏教徒の慣習である。仏塔の形式はインドにおいても変遷を遂げたが,スリランカ・ビルマ・タイにおいても独自の発展を遂げている。五重の塔などでは,相輪のみが先端になごりをとどめている。