●ストー夫人 ストーふじん
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1811
1811〜1896 アメリカの女流作家。コネチカット州の宗教家の娘で,牧師のストーと結婚。キリスト教的道徳観から,ケンタッキー州から逃亡してくる黒人奴隷をかくまう“地下の鉄道”と呼ばれる組織に属していた。1851年6月から奴隷制反対の新聞「ナショナル・エラー」に『トムおじさんの小屋』という小説を発表(のちボストンで出版され,年30万部という空前のベストセラーとなる)した。これは弟のニューオールリンズにおける経験や,“地下の鉄道”で世話をしている黒人たちの見聞をもとにしたもので,反奴隷制度の感情を高め,南北戦争の機運を促したものといえる。他に『オアフ島の真珠』などがある。〔参考文献〕ストウ夫人,大橋吉之輔訳『アンクル=トムの小屋』全2冊,1967,旺文社