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●ストア派 ストアは

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 キュプロス島キティオンの人,ゼノンを祖とする学派。ゼノンがアテナイのストア=ポイキレ(「彩色柱廊」の意。画家ポリュグノトスの絵があったので,そう呼ばれた)で教えたことからこの名がある。この派の人々は,前300年ごろから3世紀の半ばころまで,連綿とした学問上の系譜を維持していた。

【初期】ゼノンは論理学・自然学・倫理学にわたる体系を形づくった。その学問と人格はアテナイ人や,広く同時代人に感化を及ぼした。クレアンテスを経て,クリュシッポスによってストア派の学問体系(とくに論理学)が完成された。この人たちの著作はまとまった形では現存していないので,断片の集成からうかがい知る他はない。

【中期】パナイティオスポシドニオスの活動によって代表される。プラトンやアリストテレスの学説が取り入れられて,折衷主義的傾向を帯びるようになる。ストア派の学問が,ローマの上流階級の人々に大きな影響を与えるようになるのは,この時期からである。

【後期】理論的な問題(論理学・自然学)について論じることが少なくなり,実践倫理としての性格が強くなる。その学統が絶えて後まで,ストア哲学が広く強い感化を及ぼしたのは,この時期の哲人たちの倫理説を通じてである。人生の浮沈を経験したセネカ・奴隷の哲人エピクテトス・五賢帝の一人,マルクス=アウレリウスなどが知られている。