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●スタンダール

ヨーロッパ フランス共和国 AD1783 フランス王国

 1783〜1842 フランスの小説家。本名はアンリ=ベール。グルノーブルに生まれる。16歳のとき陸軍省に入りナポレオンのイタリア遠征に従軍。以後終生イタリア礼賛者となる。王政復古の際退職し,ミラノで創作と社交の生活。帰国後ミラノ時代の恋愛体験をもとにした『恋愛論』(1822),才能ある貧しい青年の野心と挫折を扱った『赤と黒』(1830)を発表。後者はのちにフランス近代小説の出発点とみなされる。外交官としてチヴィタ=ヴェッキア滞在中,自伝的作品『エゴチスムの回想』(1832執筆),『アンリ=ブリュラールの生涯』(1835〜1836執筆),『リュシアン・ルーヴェン』(1834〜1835執筆,未完)を書く。さらに『イタリア年代記』(1837〜1839),『パルムの僧院』(1839)を発表。彼の作品はロマン派と共通する面があると同時に,社会を鏡のように忠実に写しとることをめざした点で写実主義的である。