●スタインベック
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1902
1902〜1968 アメリカの作家。カリフォルニア州出身,スタンフォード大学を出たのち,雑職につきながら作家修業をし,自らの故郷であるサリーナス=ヴァレーに住む貧しい農民たちの生活を描いた短編小説集『天の牧場』(1932)で社会派の作家として注目を浴びた。本来はロマンチックな気風をもっていたが,当時1930年代の大不況のなかでは社会派の作家がもてはやされ,彼はその代表的な存在となっていった。『疑わしき戦い』(1936)では工場ストライキを,『廿日ねずみと人間たち』(1937)では流れ者の貧農を描いた。さらに,オクラホマから土地を追われてカリフォルニアへ大挙移動した貧しい農民たちの生活を描いた『怒りの葡萄』(1939)は文学的にも彼の最高作とされており,また社会派の小説の代表作となった。ほかに『赤い仔馬』(1937)や,また『エデンの東』(1952)などの名作もある。1962年ノーベル文学賞を受けた。
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