50音順    検 索

●鈴木梅太郎 すずきうめたろう

アジア 日本 AD1874 明治時代

 1874〜1943(明治7〜昭和18) 農芸化学者。静岡県の農家に生まれ,苦学して1896年に東京帝国大学農科大学を卒業。植物におけるアスパラギン生成の研究,さらに蛋白質の生成機構の解明に進み,日本の蛋白質研究を開拓した。1897年クワの萎縮病は新陳代謝の異常が原因であることを明らかにした。1901年東京帝国大学助教授となり,以後4年間ドイツに留学。フィッシャー(Fisher, 1852〜1919)に師事。帰国後,脚気予防調査会に参加し,脚気の原因究明のなかで,動物実験により米ぬかのなかに未知の栄養分が含まれることをつきとめ,1910年その主成分がオリザニンであることを解明した。これがビタミン学説の第一歩となった。1924年(大正13)この業績に対し帝国学士院賞を受賞。1908年東京帝国大学教授。1917年創設の理化学研究所研究員を兼任,ビタミン研究をさらに発展させ,合成酒・殺虫剤の研究も進めた。1937年(昭和12)満州国大陸科学院長も兼任。1943年文化勲章を受章。