50音順    検 索

●スーサ

アジア イラン・イスラム共和国 AD 

 イラン西南部のスシアナ平野にある先史時代からイスラーム時代にわたる遺跡。とくにアケメネス朝ペルシアの都(冬宮か)として著名である。アクロポリス・アパダーナ・王の都市・技術者の都市と呼ばれる高さ30m前後の四つの遺丘から成る。18世紀の後半からデューラフォアをはじめとして,ド=モルガン・テリエネム・ギルシュマン・ペロに引き継がれて今日までフランス考古学調査団が発掘している。アクロポリスでは,深さ40mにおよぶ層位的調査によって先史時代にさかのぼるスーサ第1・第2文化が明らかにされた。アパダーナはダリウス1世,アルタクセルクス1世によって,エラムの都市の上に築かれたアケメネス朝の宮殿跡である。王の都市はイスラーム時代からエラム時代におよぶ15の文化層が確認され,技術者の都市ではパルティア時代の墓地とその下にあるアケメネス朝の村落が発掘されている。ハンムラビ王の法典碑は,1901年ここから出土し,フランスにもち帰られた。