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●宿曜道 すくようどう

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仏教的な天文学。平安初期に空海や円仁・円珍らによって、唐から伝えられた『宿曜経』にもとづく、とされるが、957年(天徳1)に、日延によって呉越から伝えられた『符天暦』を典拠とするようである。中国から伝来した天文暦法に対し、インドの天文学・占星術に系譜を引いている。中国系の算道暦道と論争したという記録も残っている。宿曜師たちは、宣明暦とともに符天暦を用いて、七曜十二宿や、個人の生誕時の九曜、あるいは十二宮などの位置をホロスコープに図示して運命を占い、加持祈祷によって災難を払った。彼らが行った暦算・星占・祈祷の方法は暦学というよりは易占に近く、呪術的な要素が濃厚である。宿曜師の大半は僧侶で世襲の場合が多く、平安中期以降、中世にかけて、陰陽道とともに貴族社会を中心に広く流行した。宿曜道は、真言宗の作法次第にも祈攘の法が残っている。天海僧正が有名。


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