50音順    検 索

●スキピオ(小)

AD185 

 前185〜前129 ローマ共和政時代の軍人・政治家。第三次ポエニ戦争でカルタゴを降しアフリカヌスと呼ばれる。第三次マケドニア戦争に勝利した将軍アエミリウス=パウルスの子。大スキピオの息子プブリウス=コルネリウス=スキピオの養子になり,グラックス兄弟の妹センブロニアと結婚。前168年実父パウルスに従ってギリシアのピュドナに出征,歴史家ポリビオスと知り合い,のちに哲学者や文人を集めたスキピオ=サークルを形成しギリシア文化を愛好した。前150年アフリカに派遣されヌミディアとカルタゴの戦争を調停。前149年第三次ポエニ戦争がおこり,翌年法定年齢に達していないが特例によりコンスルに選出され,戦争の指揮権を与えられアフリカのウティカに渡る。前146年カルグゴを包囲,完全に破壊し三次にわたるポエニ戦争を終結させこの地に属州アフリカを設けた。ローマで盛大な凱旋式を挙行し祖父のアフリカヌスの尊称を受ける。前134年再度コンスルに選出されヒスパニアに遠征,翌年ヌマンティアを占領しその功によりヌマンティヌスの尊称を得た。しかし妻の兄ティベリウス=グラックスの土地改革法案に反対して元老院を擁護し,グラックス派と対立。前129年寝室で急死するが暗殺だともいわれている。

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