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●末吉孫左衛門 すえよしまござえもん

アジア 日本 AD1570 室町時代

 1570〜1617(元亀1〜元和3) 名は告康。摂津国平野庄の豪族末吉勘兵衞の子。平野孫左衞門ともいう。1601年(慶長6)徳川家康が伏見に銀座を創設したさい,勘兵衛とともに銀座年寄(としより)10人のうちに加わる。1615年(元和1)大坂の役の功により河内国志紀・河内2郡の代官に任命。朱印船貿易に活躍し慶長年代には主としてマニラへ,寛永年代には主としてヴェトナムの東京(トンキン,現代のハノイ)に派船した。有力な朱印船貿易平野藤次郎正貞は勘兵衞の弟長成(通称藤次郎,慶長6年の銀座年寄の一人)の子であって,孫左衞門の従弟にあたる。

〔参考文献〕川島元次郎『朱印船貿易史』1942,巧人社

岩生成一『朱印船貿易史の研究』1958,弘文堂

田谷博吉『近世銀座の研究』1963,吉川弘文館