●数学 すうがく
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数学は文化的な人類の発生とともにあった。文献的には,古代バビロニアの粘土板,古代エジプトのパピルスから,すでに前2000年ごろ,かなり高度の数や図形についての知識が蓄積されていたことが確かめられる。古代ギリシア人は,これらの知識を論理的に体系化し,初めて学問としての数学をつくりだした。ユークリッド(エウクレイデス)の『幾何学原論(ストイケイア)』はその典型である。ルネサンスとともに,このギリシア的数学は,西欧において再び新しい発展をとげた。とくに新しい記号法の発明は,やがてニュートン・ライプニッツの微積分の発明につながり,18世紀には,自然科学への応用で大きな成功を収めた。しかし,19世紀後半から,数学の基礎への反省が生まれ,数学に対する認識も大きく変わってきた。形式主義・論理主義・直観主義の数学観が確立されたが,今日の数学は,ヒルベルトに代表される形式主義の流れをくむものと見られる。