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●垂加神道 すいかしんとう

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 しでますしんとうともいう。江戸時代初期,山崎闇斎によってはじめられた儒家神道の一種。神儒融合の一つの型を示している。闇斎は朱子学者で,のち神道を志向し,吉田神道の伝を吉川惟足より,伊勢神道を度会延佳に受け,これをまとめて一つの神道にしたといわれる。いいかえると朱子学の敬慎説を中心にすえ,吉川神道と伊勢神道などの要素を加えた神儒習合思想ともいうべきもの。天地開闢の神の道と天皇の徳とが唯一無二なるものと説く。したがって尊王・国体尊重論の傾向がきわめて強く,水戸学にも大きな影響を与えている。尊王運動の先駆者竹内式部もこの門下より出て,明治維新の思想の源流の一つを形成している。垂加神道の名は山崎闇斎の別号垂加をとったもの。闇斎は1657年,伊勢参宮を機に神道に傾倒,1658年に江戸に行き,1669年,大宮司精長より中臣祓を受け,吉川惟足より吉田神道をきき,神儒を統合した唯一神道を提唱した。