●瑞金 ずいきん
アジア 中華人民共和国 AD
中国,江西省南東部,コウ※注1※南行政区に属する県。北西に大柏嶺をひかえて四方を山に囲まれた盆地である。貢水によって会昌からコウ※注1※州へ,陸路によって福建省長汀へと通じているものの,総じて交通不便なところである。唐末に楊行密が瑞金監を設けて金採掘場を管理したのに由来し,南唐が県として今日に及ぶ。従来ほとんど知られていなかった瑞金が一般に知られ,かつ世界的にも有名となったのは,1931年(民国20)秋に中国共産党によって全国ソヴィエト大会が開催されたからである。憲法をはじめとする諸法案が決議され,中華ソヴィエト共和国臨時中央政府が樹立され,瑞金がその首都となったのである。以後1934年に,中国共産党が西遷して延安にうつるいわゆる長征のころまで,国民党の包囲のなかで,首都としてその地位を保った,革命の聖地である。しかし,現在は近辺の産物,チョマや葉タバコの集散地としての役割を果たすにすぎず,往年の重要な意味を失っている。
![]()