●新プラトン派 しんプラトンは
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前1世紀に入ると,アカデミアの学風は懐疑主義を脱して,折衷主義の傾向とともに,プラトンなどの古典の学説研究を重んずる傾向が生まれた。これらの傾向が,中期プラトン派につながり,新プラトン派の学問を準備することになる。新プラトン派と呼ばれるのは,主として3〜6世紀の古代末期のプラトン学者たち。彼らの哲学は,ピタゴラス,アリストテレス,ストア派に由来するものを併せ含む。とりわけプラトンを神的人物とし,その著作を最高の知恵の書としてたっとび,自らの思想の展開を支持するものを,プラトンの著作に見出そうとする傾向をもつ。この派の最大の哲学者はプロティノス(205〜270)。弟子のポルフュリオスは師の論文を書物(『エンネアデス』)に編さんした。4世紀以降,新プラトン派は各地にひろがる。シリアではイアンブリコスが,プロクロスやシムプリキオスはアテナイで,またオリュムピオドロスはアレクサンドリアで活動した。いずれもプラトンやアリストテレスの,優れた註釈者として知られている。