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●ジンバブウェ

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 「石の家々」を意味するジンバブウェの遺跡は,11,12世紀ごろから18世紀ごろまでのあいだに石灰を用いずにつくられた壮大な石造建築物である。城壁をはじめ,神殿,アクロポリスと呼ばれる建物群,居住区などの「谷の遺跡」がある。小規模の石造建築物は周辺地域に約300ほど確認されている。このジンバブウェを最初に調査したマウフ(ドイツ人)は,アフリカ人よりも,高度の技術をもつフェニキア人やサバ人が建造したものと推定して,旧約聖書の「列王紀」に出てくる「オフィールの国」発見と報告し,ヨーロッパ人を興奮させた。20世紀中ごろまで建造者についての学説論争がつづいたが,金,鉄,象牙,奴隷などを輸出し,中国の陶磁器,インドの綿布,中近東のガラス製品などを輸入して栄えたショナ人モノモタパ王国やロズウェ人チャンガミール王国の遺産と確認された。このジンバブウェ遺跡のある南ローデシアは,1980年に黒人多数支配となって,ジンバブウェ共和国として独立した。