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●人頭税(イスラーム) じんとうぜい JizYa

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 アラビア語でジズヤ,イスラーム法上は,アフル=アッズンマ(ムスリム以外の啓典の民)に課せられた税のこと。コーランでは第9章29節にこの語が1回だけ用いられている。イスラーム史初頭においては,ムハンマドの遠征に降伏したアラビア北部のユダヤ教徒やキリスト教徒が,ジズヤを支払う条件で,イスラームの保護を受け,宗教の保持を許される制度が出来上がった。ジズヤを課せられるのは,支払い能力がある自由人の男性であるという条件がつけられ,老人,女性,子供,奴隷,精神異常者などは除外された。初期においては,人頭税は,金本位の旧ビザンティン領では,一人あたり1ディーナールであったが,のちに最低額となり,ケースにより,4ディーナールまで徴収された。銀本位の旧ササン朝領では,12ディルハムが最低で,支払者の能力に応じ,24〜48ディルハムが課せられた。ウマル2世がハラージユ(地租)と人頭税を区別する政策を取り,以後ジズヤはジンミー(他宗者)だけに課された。