●神聖同盟 しんせいどうめい
NIS諸国 ロシア連邦 AD1815 ロシア帝国
1815年ロシア皇帝アレクサンドル1世・オーストリア皇帝フランツ=ヨーゼフ1世・プロイセン王フリードリヒ=ヴィルムヘルム3世とのあいだで締結された同盟。最後的に,イギリスの摂政・ローマ教皇・トルコのスルタンを除く,ヨーロッパの全君主が同盟に参加した。ウィーン会議後アレクサンドル1世が提唱したもので,キリスト教の正義・友愛の精神により各国君主が提携し,平和維持をはかるのが目的。あまりに宗教的であり,現実離れしていたので,その実効力は信じられなかったが,諸国民の平和への希望の表れではあった。この同盟の趣旨を体現するためといわれ,1815年オーストリア・ロシア・プロイセン・イギリスのあいだで四国同盟(1818年フランスも参加して五国同盟)が成立した。これはオーストリアの宰相メッテルニヒによって国民主義運動・自由主義運動を抑圧する道具となったが,そのさい神聖同盟はメッテルニヒの反動政策のシンボルとして利用された。
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