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●審査律 しんさりつ

ヨーロッパ 英国 AD1673 後期スチュアート朝

 1673年イギリスで制定された,国教徒以外の者を公職から追放することを規定した法律。チャールズ2世は,カトリックに改宗し,フランス王ルイ14世と結んだドーヴァーの密約にもとづいて1672年に信仰自由宣言を発布しようとした。これは,プロテスタントの非国教徒たちに信仰の自由を認める形をとりながら,事実はカトリック信仰の復活を促進するものであった。議会はこれを撤回させたが,さらに1673年審査律を通過させて,文武の官職にあるすべての者は国王の至上権を認め忠誠の誓約を行うこと,国教会の儀式による聖餐を受けること,化体説反対の宣言に署名することを命じた。これによって議会はカトリック教徒を政府と教会の官職から追放することに成功したが,1678年には議会審査律を発して両院議員に対しても同じ審査を課すことを定めた。審査律は19世紀に入って自由主義の風潮が強まるなかで1828年廃止された。