●甚句 じんく
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日本の民謡の一種。長い物語をうたう口説(くどき)から変化したもので仕事うたや盆踊うた,酒宴の席の三味線うたなどいろいろな用いられ方をしている。各地の甚句の共通したものとしては歌詞が七七七五であることがあげられる。起源については,[1]元禄期に流行した兵庫口説のなかに甚九郎という者をうたった節があり,それを甚丸と呼んでひろめられたという説,[2]各地に発生した土地の句を地ン句と称したという説,[3]神に供えるうたという意味の神供(じんく)からきたものという説など諸説があり,いずれも決定的なものとはなっていない。甚句の名は江戸末期から明治にかけてとくに盛んになり,民謡の名称としてこれを下に付けることが流行した。甚句のおもなものは越後(新潟)が圧倒的に多く米山甚句・新潟甚句・佐渡甚句など有名である。ほかに「おてもやん」で知られる熊本甚句・秋田甚句・名古屋甚句なども知られているが相撲甚句も忘れることができない。